アパレル販売員のキャリアを考える。

アパレル販売員のキャリアプランは、大きく分けると「同じ環境でキャリアアップを目指す」「別の環境でキャリアアップを目指す」「異業種へ転職してキャリアチェンジ」の3つ。描くキャリアプランによって、今現在の働き方も変わってきます。ここでは、アパレル販売員が描けるキャリアプランについてまとめています。

MORE

アパレル販売員が描けるキャリアプランは?

1:同じ環境でキャリアアップ

同じ環境でキャリアアップを目指す場合、販売職から店長や副店長を目指す道と、販売職から店長を経てエリアマネージャーを目指す道があります。

キャリアアップ1:販売職から、店長・副店長へ

店長や副店長は、アパレル販売員の代表的なキャリアプランです。一般的に副店長になるには3~5年、店長になるには5~7年、アパレル販売員としての実績を重ね、その能力が認められれば、副店長や店長に就任できます。

店長や副店長になると、これまでのアパレル販売員としての業務のほかに、スタッフの育成や従業員のシフトの作成、面接、売上の管理、在庫管理など、店舗運営の責任者としての業務が加わります。副店長は、その店長をサポートし、店長不在の際には、店長代理としてその任務を行います。

リーダーシップやマネジメント能力が認められれば、店長や副店長に早く昇格できる可能性があります。店長や副店長への昇格を目指すのであれば、新人が入ってきたときには、その教育に積極的に携わらせてもらうといいでしょう。

資格はとくに必要ありませんが、「販売士検定」「ファッション販売能力検定」「ファッションビジネス能力検定」などがあれば、知識があることを客観的に証明することができ、意欲のアピールにもつながります。

キャリアアップ2:販売職から、店長、エリアマネージャーへ

幅広い地域に展開しているブランドには、各エリアをまとめるエリアマネージャーが存在します。店長として結果を出していくと、エリアマネージャーに昇格することができます。エリアマネージャーは新卒で募集されることはほとんどなく、現場で経験を積んで昇格するのが一般的です。

エリアマネージャーの目標は「売れる店を作ること」。そのためにエリアマネージャーに求められるのは、スタッフをまとめて臨機応変に対応するリーダーシップ、1日に何店舗も回れるようにスケジューリングするタイムマネジメントスキル、スタッフに的確なアドバイスをするための観察力です。売上目標達成のための店舗管理や業績評価、スタッフの育成・管理、本社と現場の間に立ってその橋渡しをすることもあります。

忙しい職種ではありますが、人材教育から売上分析などのマーケティングにまで携わることができ、販売員から培ってきたスキルや経験を発揮できるポジションであるともいえます。

2:別の環境でキャリアアップ(本社勤務への異動/他のブランドへ転職)

アパレル企業の本社勤務には、商品を買い付けるバイヤー、広報や宣伝企画を担当するプレス、各店舗に商品を分配したり在庫管理をするディストリビューター、商品開発から販売計画、売上管理を行うマーチャンダイザー、百貨店や小売店に売り込みをする営業、ECサイトの運営を行うEC運営などの職種があります。けれどもアパレル業界は、現場での販売職と本社勤務の総合職に分かれているのが一般的なため、販売職から総合職に異動するのはなかなか難しいといわれています。

いくつものブランドを展開している会社であれば、他のブランドに異動するという道もあります。ブランドがターゲットとする年代と自分自身が合わなくなってきた、会社自体は好きだけれどブランドが自分に合っていないと感じるような場合は、ブランドの異動が可能かを上司に相談してみましょう。

アパレル販売員は続けたいけれど環境を変えたいという場合には、違う会社の違うブランドへ転職する方法もあります。自身の経験や実績、売上達成のためにしてきた工夫などをまとめておくと、転職の際アピールしやすくなります。

3:異業種へ転職!キャリアチェンジ

アパレル販売員以外の職業に転職するという方法もあります。アパレル販売員から営業職や一般事務、営業事務、サービス業などに転職する人も多く、これらの職種は社内外の人との関わりが多く、コミュニケーション力が求められることから、アパレル販売員として身につけた経験やスキルが発揮しやすいといわれています。

アパレル販売員が選んだ
転職先ランキングを見る

アパレルの販売員以外にアパレル業界にはどんな職種がある?

アパレル業界には、販売員以外に、専門職としてデザイナー、パタンナー、ソーイングスタッフ、テキスタイルデザイナー、総合職としてマーチャンダイザー、ヴィジュアルマーチャンダイジング、プレス、バイヤー、営業などの職種がありますが、販売員が転職する場合、とくにその経験を活かせるのは営業職だといわれています。

アパレル店員が年を取ったらどうなる?

アパレル店員が年を取ると、長時間の立ち仕事による身体的な負担が大きくなったり、シフト制などの勤務体制によりワークライフバランスが確保しにくくなったり、ブランドイメージと年齢が合わなくなるなどのデメリットが生じます。この先もアパレル販売員を続けるかどうかを迷ったら、自身のキャリアプランを見直してみましょう。

紳士服の販売員の将来性は?

紳士服・スーツ業界は、年々、売上高が減少しているといわれています。紳士服の販売員として将来に不安があるのなら、自分の将来像を考え、働き方や仕事への向き合い方を見直してみましょう。アパレル販売員から転職をした人の事例についてもまとめています。