アパレル業界のデザイナーという仕事。
アパレル業界でもっとも人気のある職種がファッションデザイナーです。ファッションデザイナーの種類や仕事内容、年収などについてまとめています。
アパレル業界のデザイナーとは
衣類やバッグ、靴などの服飾品をデザインするファッションデザイナー。ブランドコンセプトや季節感、トレンドを取り入れたデザイン画を作製し、それを形にして世に送り出します。
自らのデザインが新しいトレンドを生み出す可能性もあり、アパレル業界の中でもっとも脚光を浴びる職種と言っても過言ではありません。
ファッションデザイナーの種類
ファッションデザイナーには大きく分けて、オートクチュールデザイナーと企業内デザイナーの2つがあります。
オートクチュールデザイナーは自分のブランドを持ち、顧客の注文に応じてオリジナルのデザインを作ります。企業内デザイナーはアパレルメーカーや繊維メーカーに勤務し、大量生産を目的として、その企業やブランドに合ったデザインを作ります。
ファッションデザイナーの年収
ファッションデザイナーの年収は300~700万円といわれています。
勤務先によって給料は変わり、
- アパレルメーカーが約470万円
- ブランドなどのメーカーが約380万円
- デザイナー事務所が約360万円
- ファッション業界が約350万円
年代によっても平均年収は変わり、25~29歳は331万円、30~34歳は381万円、35~39歳は408万円となっています。ファッションデザイナーの中で多くの年収を得ることができるのはフリーのデザイナーです。有名なデザイナーになると、年収1,000万円を超える人も珍しくありません。
しかし、そこは実力主義の世界。年収がアップする可能性がある一方で、会社勤めだった頃よりも年収が低くなってしまうというケースもあります。参照元:クリーデンス(https://www.crede.co.jp/contents/news/apparel-income01_designer.html)
ファッションデザイナーの仕事内容
デザインの考案
MDやパタンナーともにニーズやトレンドを調査し、ブランドコンセプトを踏まえた商品コンセプトの企画を立案。企画が固まった後、デザイン画を作製していきます。
パターンの作製・仮縫い
デザイン画をもとにして、パタンナーとともにパターンを作製します。パターンをもとにトワルを用いて仮縫いを行います。
製造・サンプルの確認
仮縫い後、修正箇所などを確認して型紙が決定すると、工場での製造作業に入ります。デザイナーの細かい指示をまとめた仕様書をもとに作業を進め、作製されたサンプルを確認します。
最終チェック
完成したサンプルを細かくチェックし、全体のバランスやシルエット、縫製の仕方などを確認し、問題がなければ本格的な生産作業に入ります。
アパレル業界のデザイナーから、ワークウェア業界のデザイナーに転職
ドメスティックのセレクトショップでデザイナー&パタンナーとしてキャリアを積み、その後ユニフォームデザイナーとして活躍しているデザイナーに、転職のきっかけ、キャリアについてお話しをお伺いしました。

ユニフォームで企業の「個性」や「特徴」を打ち出し、 働く従業員のモチベーションやパフォーマンスを高めるオリジナルユニフォームに特化した「ORDER UNIFORM COMPANY」を立ち上げているHARADA株式会社。 一緒に働く「仲間」を大切にし、社員一人ひとりが主人公となって会社を創っていける環境が整っています。
HARADAのデザイナーの仕事内容とは?
オリジナルユニフォームのデザインを行うデザイナー。お客様の業務内容を情報収集しながら、将来のイメージや要望をヒアリングし、より具体的な要望や好きな世界観、仕事中にどのような動きをするかという要素などを取り入れ、ラフ案を手書きで起こします。 ラフ案の細部を詰めてデザインを完成させたら、お客様に確認してもらい、OKが出たらサンプル作製へ。そのサンプルをさらにブラッシュアップし、最終決定をして発注となります。1案件あたり半年くらいの期間をかけ、20~30の案件を同時進行していきます。
ファッションデザイナーに向いている人
ファッションに興味・関心がある人
ファッションが好き、ファッションに強い興味や関心がある人。好きなブランドがあったり、服のコーディネートをするのが好きだったり、今どのようなものが流行しているのか、こまめにチェックするのが好きな人にぴったりです。
創造力が豊かな人
ファッションデザイナーは、ゼロから作品を作り出します。もちろん、ブランドのコンセプトや季節性、流行など、ベースとなる物はありますが、それらの要素を取り入れつつ、人に喜んでもらえる洋服を作り出すためには、創造力が欠かせません。
トレンドを予測するのが好きな人
ファッションデザイナーは、その商品が売り出される1年ほど前から洋服を作り始めます。売れる商品を作り出すためには、日本だけでなく世界のトレンドや現在のニーズを分析し、そこから今後のトレンドやニーズを予測しなければなりません。そのため、世の中の流れや人の動きに興味を持ち、トレンドを予測するのが好きな人は、デザイナーとしての適性があるといえるでしょう。
人と接するのが好きな人
洋服のデザインをするのはデザイナーですが、ひとつのデザインを仕上げるためには、さまざまな人の協力が必要です。パタンナーをはじめ、現場の人々とコミュニケーションを取りながら、洋服を仕上げていきます。自分の考えも言葉にして伝えなければならないため、人と接するのが好きな人の方が向いています。
ファッションデザイナーという仕事。よくある質問
ファッションデザイナーは未経験でもなれる?
ファッションデザイナーになるには、アパレルメーカーやデザイン会社に勤めて経験や知識を身につけていくという方法や、ファッションの専門学校や大学・短大の服飾学科・被服学科で学んだ後、アパレルメーカーや繊維メーカーに就職して経験を身につけていく方法、ファッションデザイナーの弟子になるなどの方法があります。
未経験からの転職は狭き門だといわれますが、アパレル業界経験者であれば、ファッションについての知識やスキルが身についているため、チャレンジしやすいかもしれません。
アパレル業界の中でも注目され、人気のある職業と言っても過言ではないファッションデザイナー。デザイナーというと、オートクチュールデザイナーをイメージする人も多いかもしれませんが、仕事内容や収入が安定しているということから、企業内デザイナーを目標にしている人も多いようです。
デザイナーになるには、アパレルメーカーに勤めながら経験を積んだり、ファッションの専門学校を卒業してアパレルメーカーに入ったりするという方法が一般的です。