フリーランスパタンナーとして働いていくには?

パタンナーは技術職なので、ある程度の経験を積めば、フリーランスとして活躍することも可能です。フリーランスのパタンナーとして働くために必要なこと、フリーランスのメリット・デメリットについてまとめています。

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フリーランスのパタンナーとして働いていくには?

デザイナーが描いたデザイン画をもとに、服作りの設計図である型紙(パターン)を制作するパタンナー。パタンナーになるにあたって、必要な資格はありませんが、服飾についての専門知識や技術が必要なことから、一般的には服飾系の学校を卒業した後、アパレルメーカーやデザイン会社、縫製工場などに勤めるという流れが大半です。

企業やメーカーに勤務したのち、独立してフリーランスになるという人も少なくありません。最近では、仕事と家庭を両立するためにフリーランスのパタンナーになるという人も増えているようです。

フリーのパタンナーになるためには、相応の実績と経験が必要

実績と経験がなければ、クライアントに信頼されず、仕事を任せてもらうことはできません。

また、企業やメーカーのパタンナーの場合、指示通りのパターンを制作すれば「可」とされていたものが、フリーの場合は出された指示以上の結果を出す必要があり、より高いクオリティのものが求められます。

十分な経験を積み、知識やスキルを身につけるためには、企業に属しているうちに、さまざまなアイテムの仕事を経験しておくことが重要です。

フリーランスのパタンナーの給料・待遇

メーカーや企業に勤めるパタンナーの平均年収は、

  • 25~29歳が271万円
  • 30~34歳が324万円
  • 35~39歳が343万円

といわれています。自分の技術次第で案件の内容や報酬額も変わり、仕事量を自分で調整することもできます。

フリーのパタンナーの中には、年収1,000万円を超える人もいるといわれていますが、年収1,000万円という壁をクリアするのは容易なことではなく、また、毎月安定した収入が得られるというわけでもありません。

フリーランスで働くメリット

自分のペースで仕事ができる

勤務時間や勤務場所が決められていないので、仕事をする時間を自分で決めることができ、自宅などでも作業をすることができます。子育て中やプライベートをしっかり取りたい場合など、ライフスタイルに合わせて仕事量を調整することが可能です。

集中した環境を作ることができる

会社勤めの場合、職場にはたくさんの人がいるので、作業中に話しかけられたり、周囲の音が気になって作業に集中できないという人も多いのではないでしょうか。自分の作業に没頭したい、集中して作業をしたいという人は、フリーランスであれば、ひとりで黙々と作業ができるという環境を作ることもできます。

収入がアップする場合がある

会社勤めの場合、どれほど売上を上げても毎月の給料にそれほど変わりはありません。フリーの場合、仕事量や受注額によっては、多額の報酬を得ることもできます。パタンナーは専門的な知識や技術を持つ仕事なので、腕のいい優秀なパタンナーは大きな仕事を受けることもでき、会社員時代よりも大幅に収入をアップさせることも可能です。

フリーランスで働くデメリット

毎月の収入が安定しない

フリーランスは仕事量と受注額によって収入が変わるため、会社勤めの時よりも収入がアップする可能性もありますが、逆に収入がダウンする場合もあります。とくにフリーになったばかりの頃は、フリーランスとしての実績がないため、受注額が安く、依頼自体も少ないので、これまでよりも収入が減ってしまうというケースも。また、依頼がなければ収入は得られず、いつ仕事がなくなるかわからないという危機感は常について回ります。

営業や経理などの雑務もこなさなければならない

フリーのパタンナーになると、パタンナーとしての仕事だけをしていればいいというわけにはいきません。仕事を依頼してもらうためには営業活動も必要になりますし、報酬の請求や経費の計算などの経理業務も自分で行わなければなりません。また、複数の案件を抱えていくようになると、それぞれの納期や進捗状況などのスケジュール管理も必要ですし、年度末には確定申告を行わなければなりません。

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フリーランスのパタンナーとして働くことは、自分のペースで働けたり、収入がアップする可能性があるなどのメリットがありますが、収入が安定しない、さまざまな雑務をこなさなければならないなどのデメリットも生じます。

「会社勤めはいろいろと規制がある」「仕事がワンパターンで面白くない」と思われがちですが、自分ひとりでは手掛けることができない仕事ができたり、さまざまなジャンルに挑戦できたり、組織に属しているから得られる経験やメリットも、実はたくさんあるんです。

いまの会社ではパタンナーとして望むような働き方ができない、と考えているのであれば、フリーランスに限定せず、別の会社への転職も選択肢のひとつとして加えてみてはいかがでしょうか?