アパレル営業の面接対策の方法

アパレル営業への転職を目指す際に、「面接ではどのようなことを聞かれるのか」を知りたいと考える方も多いのではないでしょうか。アパレル業界に限らず、面接を受ける場合には事前の準備が非常に重要になってきます。

そこでこちらの記事では、アパレル営業への転職の際に面接で質問される内容や、面接で伝えておきたいこと、面接時の服装について注意しておきたいポイントなどについて解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

MORE

アパレル営業の転職時に面接で訊かれることは?

志望動機

志望動機は、アパレル業界に限らず必ず聞かれる質問です。例えば「なぜこの業界で働こうと思ったのか」「なぜこのブランドを選んだのか」などの形で質問されるため、十分な準備が必要です。

志望動機を答える際「ファッションが好きだから」「憧れのブランドで働きたいと思っている」のように正直な自分の気持ちを話しても良いでしょう。また、「小さな頃からファッションに興味を持っており、家族のコーディネートを考えるのが好きだった。そのため、多くの人にコーディネートを提案し、ファッションの楽しさを伝えたい」といったように具体的なエピソードを交えながら志望動機を説明するのもおすすめです。

「さまざまなブランドの中からなぜ応募先のブランドを選んだのか」という質問については、そのブランドが好きな点や、ショップを訪れて実際に商品を購入した際のエピソードなどを話すと良いでしょう。もし、店舗に一度も足を運んだ経験がない場合には、面接前に訪れるようにしてみてください。

転職理由

新卒採用の面接でない限り、アパレル営業の面接を受ける場合にはほとんどの場合に転職理由を聞かれます。面接官は、この内容を聞くことによって「入社後に自社で活躍してもらえそうか」という点を考える際の参考にします。そのため、「どのような仕事に就いていたのか」「なぜアパレル営業として働きたいと思ったのか」といった内容についてどう答えるかを考えておきましょう。

なぜ転職したのかについては、「キャリアアップのため」や「キャリアチェンジするため」などの理由が考えられます。もし、ネガティブな理由で前職を退職したとしても、ポジティブな表現で話すことによって前向きな印象を持ってもらえます。

今後のキャリアプラン

面接の際に、入社した後はどのようになりたいのかというキャリアプランについてどう考えているのかを質問されることもあります。例えば「営業職としてキャリアを積みたい」「営業を経ていずれは企画職などに就きたい」など、人によりさまざまでしょう。しかし、面接で漠然とした目標のみを答えるのはあまり良くありません。

質問へ回答する場合には、「営業としてどのようなことを実現したいのか」といった目標や夢をしっかりと伝えることが大切です。例えば「入社後は、3年以内に営業成績1位を取りたいと考えています。目標を達成するためにも、自己啓発やスキルアップに取り組み、独自の提案力を磨いていくことが大切だと考えています」というように具体的な目標と、それを達成するにはどのような点に取り組みたいかまで内容に盛り込むのがおすすめです。

目の前の目標だけではなく、数年後まで見据えたキャリアプランをしっかりと伝えて、自分は長くブランドに貢献できる人材である点をアピールしましょう。

最近関心があるニュース

面接の中では、「最近関心のあるニュースを教えてください」という質問がされるケースもあります。これは、相手の知識の幅や関心のあることを知り、社会的に起きている出来事にどれだけ敏感か、といった部分について評価するために聞かれます。

例えば、「アパレル業界に関連のあるSDGsについてのニュース」や「最近売上が好調なブランド」などように、ファッションに関連するニュースをチェックしておくことが大切です。例えば「新しい素材が開発され、ファッション業界でも製品に使用されるというニュースに関心を持ちました」といった回答が考えられます。

さらに、関心のあるニュース内容について自分なりの見解を伝えることもポイントとなってきますので、単にニュースを見るだけではなく、その内容について自分はどう感じたのかをしっかりとまとめておくようにしましょう。

面接のときに伝えられたら良いこと

今までの経験からアパレル営業職に活かせそうなこと

これまでの経験のなかで、アパレルの営業職として活かせそうな部分を伝えることによって、面接官は自社の仕事に適性があるか、自社で活躍してくれそうな人材かどうかを判断ができます。例としては、「前職でも営業職についていた」、「顧客とコミュニケーションを積極的にとるような仕事をしていた」など。また何か顧客に対して提案をした経験があれば、ぜひアピールしましょう。

アパレル営業が求めている人材像を明確にしておく

面接前には、アパレル営業としてどのような人材像が求められているのかを把握しておくのも大切なポイントです。その上で、自分が持つ強みがアパレル営業として求められている人材像と一致しているかどうか、という点についても考えておくことが重要です。

どのような人材が求められているかについては、求人広告を確認してみると良いでしょう。広告には「服が好きな人」「ブランドのデザイナーを目指したい人」など、その企業が求めている人材についての記載がある場合がほとんどです。面接では、その内容を踏まえて自分の強みをアピールすることがおすすめです。

いかにファッションに興味を持っているか

アパレル業界は華やかな業界に見えますが、実は体力勝負な面もあります。しかも営業の仕事となると売上などの数字にも追われますので、根底に「ファッションが好き」という気持ちがないと、続けるのが難しい可能性もあります。そのため、面接の際には求職者がどれくらいファッションへの興味があるか・どれくらい関心があるかなどを確認されます。

この点から、面接の前には自分がどうしてファッションに興味を持ったのか、またファッションに関連する情報をどのように収集しているのかといったように、自分がいかにファッションに興味を持っているのかをまとめておきましょう。そうすることでファッションに関心がある点を面接官にうまく伝えられます。

数字や目標に対して高い意識を持っていること

アパレル業界では、売上などの数字が非常に重要になってきます。特に営業職であればなおさら数字を追いかけることになります。そのため、数字や設定した目標に対して高い意識を持っているかどうかも面接の際に見られるポイントとなってきます。

この点から、面接においては前職で数字や目標を達成した経験や実績に加え、達成するために取り組んだ内容などについて面接官に伝えるようにしてください。アパレル業界からの転職の場合はもちろん前職での経験を話せば良いですし、異業種からの転職の場合でも、どのようなことに取り組んだのかなど自分の経験を棚卸しし、どの部分がアピールできるのかを考えてみましょう。

アパレル営業の面接のとき、服装はどうする?

他の業界での面接はスーツが基本となりますが、アパレル業界の面接では「私服で」という指示を受けることも多くあります。これは、アパレル業界の場合には求職者のコーディネートがブランドに合っているかなどがチェックされるためです。

以上の理由から、面接当日の服装は応募するブランドの系統やテイストを踏まえながら考えることがおすすめです。また、トップスとボトムスのバランスは良いか・配色に違和感はないかなど、コーディネートの基本を踏まえながら服装選びをしてください。

ただし、「面接にふさわしい服装か」は忘れてはいけないポイントです。ブランドのイメージに合った服装でも、露出度が高い服装などは面接に不向きであるといえます。

まとめ

アパレル営業の面接対策についてご紹介してきました。転職時の面接で聞かれる内容や、あらかじめ用意しておきたいポイントにはさまざまなものがあります。面接前にいかに準備をしているかによって合否にも大きく関わってくると考えられますので、十分に準備を行った上で面接に臨み、面接官が求めている情報をしっかりと伝えられるようにしましょう。